お江戸の作法教室・始末記・その2~12月(前編)~

はわゆサンお勧めの、池波正太郎氏のエッセイ

51NFZEPP6TL._SL500_AA300_.jpg【読み返す度に、とってもおいしそうな本…。はわゆサンは、旅先の参考にもしたりします】

41YGriTNjnL._SL500_AA300_.jpg【この本で、日本蕎麦の食べ方を会得しました。…七味のかけ方って、知ってます?】


 自衛隊派遣の記事(イラン・イラク戦争)が、新聞を賑わせている今日この頃です。 (・_・;)
 こんにちは、はわゆです。
 はわゆサンの知り合いにも自衛隊員が何人か居て、その安否を願う今日この頃です。
 …それを言ってしまえば、先日、はわゆサンを中学生の頃から知っていて下さっている方が、47歳の若さであの世へ旅行に行ってしまいました。
 かれこれ、十年どころではない・・・深くもなく、切れ目の意識もなかった間柄でした。

 はわゆサンの愛読する『池波正太郎』氏の、エッセイで、江戸の時代に生きる人々と、現代のこの世に生きる人々の差は、はっきり言って、命の最期を絶えず意識しているか・・・という事であろうと、書かれています。
乳房1.jpg【鬼平も出てくるこの作品は、面白いです】 はわゆサンは6歳の折、自分が毎晩食事の世話をしていた母方のお爺さんのお清め(要するに、初・焼き場体験ということ)以来、実は人骨恐怖症で、今もホラー映画は絶対に見れません。 
(;一_一)
 そのせいでか、『命の最期』の現実には、過敏に反応してしまうようですが、現在を生きる方々にはあんまり、そのような方は少ないみたいですね・・・。 (^_^;)

 さて、今回のこの『はわゆの日々』。
 2003年の、しかも師走に更新するという事で実は、取り敢えずは『お江戸の作法日記・始末記』と銘打ってみました。
 HPを始めてから、約1年とちょっと。
 更新していく手続きに関しては、はわゆサンは1人で勉強を始めたのですが、振り返れば、本を買い込んで来ては、理解できなくって泣いていた、あの頃・・・。 
 パソコンに慣れている方は、本を買うとお金が掛かるから。 (^_^;)
 インターネットで調べてやれば良い・・・と仰いますが、そのインターネットすら実は・・・はわゆサン。
 2002年くらいから、やっと使い始めたというレトロさ。 (;一_一)
 林先生に到っては、メカオンチときています。(2011年現在では、ようやっと、いくらかは覚えました…) 

 ・・・現在の風太郎にしろエッセイにしろ、はわゆサンが一度プリントアウトをしてから。
 林先生に、目を通して戴く・・・というシステムになっております・・・。

huutaro_image_01.jpg【「お江戸の作法教室の主役2人】 ・・・・・・で、『風太郎』シリーズについてですが、パソコン画面で読める文字量(要するに、字が多いと嫌になっちゃう)と思ったので、一話に一つの作法を・・・というのではなく、当時の人々の生活や、感じ方などを盛り込んでいく事で時代性を高めてみようかなと、試みている作品です。
 何故かといえば、江戸の頃と平成の世では、人々のモラルが余りにもかけ離れているのだなぁ・・・と。 
 しみじみと、思ったからなんですよね。 (^_^;)

 たとえば、風太郎の第11話に当る、『上様の不始末』。
 藩主である葉々(ぱっぱ)成政氏が、自分の看病をしてくれていた菜花(なばな・当時14歳の名主の娘)に手を付けて、身籠らせてしまった・・・という下りがあります。
 現代で言えばこんな男に対して、菜花の両親はこう主張して裁判を起こした事でしょう。
「ウチの娘に一体、何と言う事をしてくれたんだーっ、責任をとれーっ!!」
 ・・・という騒ぎが、起こった筈です。
 はっきり言って、性的虐待
 葉々氏はロリコンと言うことで、独房入りが決まって、新聞を賑わせていたことと思います。

 ・・・ですが、当時は江戸時代。
 殿様はその当時、『自分の思う通りに、やりたい放題が出来た時代』なんですよねぇ。

 ・・・まぁ、実際には、そんなにやりたい放題が出来た訳でもないのでしょうが、使えない部下辞めさせたり、地方へ飛ばしちゃったり。
江戸時代.jpg【江戸時代の、日本橋の様子】 部下の妻が欲しいと思えば、離婚させて自分が嫁に取るという事だってやっちゃう訳です。 (;一_一)
 そんな事は、現代でも全く無い訳ではないかも・・・?
 それでも、現代と江戸の世を比べて一番違う所は、例えば、部下が「妻を、殿様に取られたくないーっ」・・・と、思っていたとしても、そのような事を言う権限すらなかった・・・という辺りではないでしょうか。
 逆に、殿様の手の付いた女を名誉と思って、貰い受けて妻にする・・・と言うこともあったようです。
 平成の世であれば、そんな『お古の女』(嫌な言葉だ・・・)を、喜んでもらって(しかも結婚してくれる)人って、いるんでしょうか・・・。  (^_^;)

 平成の世では、例えば『この社長は駄目だ!』と思えば、遠慮なく文句を言う自由があります。 (・・・でも、ないか? クビになっちゃうからね・・・) (-"-)

 ・・・ところが、封建社会の江戸の世では、そんな事、出来る筈も無かったとか・・・?
 口の上手い詐欺師だってもう、殿様を相手にしようと思ったらお手上げですよね
 何しろ、『上様のお許し』がなければ、近づく事も、話しかける事も許されないわけですから。
江戸時代ー1.jpg【時代劇で、よく訴えが行われているのは、こんな場所。こちらは、馬籠宿】 お得意の口上で落とそうと思ったって、そのチャンスすら有り得なかったりして・・・?
 ・・・もうそうなったら、はっきり言って商売上がったりです。 (T_T)
 また、先程の告発についてですが、もしそれをやろうと思ったら、当時の人は文字通り、体を張るしかなかった訳です。
 よく時代劇でもやってますが『訴』と書かれた手紙を持って、駕籠に乗っている上様に向かって、
「申し上げますっ、お願い申し上げますっ」
と。 上様が書状を受け取って戴くまで叫びまくって、訴え続けるシーンがありますね。
 これは『水戸黄門』なんかでも、良く見るシーンであります。
 良い殿様に当ったりすると、その訴えは間違いなく取り上げられる訳ですが、悪い殿様だったりすると、その書状は囲炉裏なんかで、燃やされてしまったりもする訳です。
 ・・・そして。
 その書状を持って訴え出た者は、下手をするとその一族まで罪を問われて打ち首獄門・・・・・?
 ・・・江戸時代に生まれなくって、良かった・・・・・・。 (T_T)

cara1-14.gif【風太郎の中では、時の権力者である、葉々成政成行(ぱっぱ・なりまさ・なりゆき)】 ・・・・・・女性の立場で言えば、もし、戦国の世であったなら。
 戦が終ってしまえば、女の価値は『戦利品』・・・。
 敵の城のすぐ近くでもし、女を大量に捕まえようものなら、それを自分の女房にしようが、慰み者にして売り飛ばそうが、その男の思うままでした・・・。
 ・・・・・・戦国時代って、イヤ・・・・・・・・・。 (^_^;)

 で、『風太郎』シリーズです。
 当初は、作法の紹介のみ・・・という予定でしたが、なんのどうして。
 林先生が、『ドラマがなかったら、つまらない』と仰ったので今のところ、それなりのドラマ付きで、お送りしたいと思っています。
 さて、今年のうちにもう1回くらい、更新できるでしょうか。
 どうぞ、よろしくお願いします。 

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