『ときめきのワイヤーアクション☆』~10月~

 先月から、台風やら地震やら何だか、仲良く連れ立ってやって来る昨今の日本列島です。
 はわゆサンも、その度に『台風情報』やら『地震情報』とお友達になるのですが★
 東京や埼玉は被害は、そんなでもないのですが、九州とか四国、最近は新潟なんかは滅法、ひどいそうですねぇ…。
yoshitsune_01.jpg【烏天狗と相対する・・・牛若丸★なんちゃって!】  先日、熊本から上京してきた方の情報によりますと、野菜達を育てているビニールハウスが、台風で大破してしまったそうです。
 大掛かりにやっている所では、ビニールを張りなおすのに何と(!)約1000万くらい、かかるんだそうな・・・。
 大変なのね・・・・・・。 (T_T)
 今年の歳末助け合いとか、日赤の寄付金集めとか。 気合がきっと、入りまくる事でしょう…。

義経DVD.jpg さて、今回のこの・・・はわゆの日々。
 何だかアクセス数が増えて来たのは、来客1万人ヒット(!)を果たしたからかしら・・・、と思いきや、実は只今進行中の、来年の大河ドラマ『義経』のスタジオ撮影で、滝沢秀明さんに声を掛けられた、はわゆサン。
 実はこのエッセイ『はわゆの日々』において、あの方のお話を幾度かした事が・・・そういえば、ありました。
 …それを聞いて滝沢さんのファンの方が、このサイトを紐解いて下さっていると言う…。

 ………こんな、コアなサイトにまで来て戴きまして、本当にありがとうございますぅ~っ…。 (^_^;)

 前回『義経』の、ロケーション撮影・・・のお話なんかしてみたのですが、さしたる感想や反響もなく、今度は一体、どんなお話をすれば良いのやらと思っていた…はわゆサンですが、先日、林先生のお供で撮影現場を訪れる事ができました。

 ・・・この日は、牛若丸が鞍馬寺での修行を終える…というシーンの撮影です。

 鞍馬寺の鬼一法眼(演じるのは、美輪明宏さん)より、武術を授かり、「テストとばかり」に、烏天狗達に襲われるという下りです。
三輪さん.jpg【三輪さんのエッセイ。 ちなみに、三輪さんの写真を携帯の待ち受けにすると、運気が上がる・・・と、聞いた事があります】
 美輪さんは鬼一法眼役として鬘(かつら)を付けているので、役を演じている折には白髪…☆なのですが。
 鬘を取ると黄色い髪をしてらして、それがまたメチャ綺麗…。
 はわゆサンは、そこまでお側には寄れなかったのですが、林先生いわく、お肌がツルツルのペカペカだった…そうな。
 そのお手入れとか、もちろん栄養の摂り具合とか。 ながーい間に積み重ねた努力なんだろうなぁーと思うと、頭が下がる思いですよね。  (^^ゞ

 月夜の晩に、遮那王(しゃなおう)を烏天狗達が襲います。

 美輪さん演じる鬼一法眼は、天狗のお面を被っており、烏天狗たちは言わば彼の舎弟。
 もちろん、この烏天狗は若駒プロのメンバーです☆
天狗.jpg【三輪さんが付けていた面は、たしか、こんなイメージの面だったような・・・】 烏天狗達が襲い掛かるところを、滝沢さん演じる義経がワイヤーアクションで、ひらり、ひらりとかわしていく…訳ですが。

 ワイヤーアクションといえば、・・・はわゆサン★
 20代前半の頃に、学校廻りの劇団に参加していた事があり、お手伝いをした経験があります。 (^_^;)
 ・・・ちなみに、学校廻りの劇団時代を振り返ると、とにかく体力勝負の日々(!)だった気が、致します。
 …と言うのは、学校の体育館などにある舞台って、演台とか、グランドピアノとか。
 とにかく重い物がまず舞台に載ってたりするので、それをまず退けて。 
 そして舞台のセッティングをして、終ったらまたピアノ達を戻して帰る訳です。 (^_^;)
ピアノ.jpg【学校って何故か、グランドピアノが置いてあるんですよね】 ギックリ腰になる役者さんだって、いるんですよねぇ実際。

 それはいいとして。 その当時実は、ワイヤーアクションの(とはいっても、支度だけ)を手伝っていた…はわゆサン。
 なので自分が、釣られる事はありませんでしたけど、そこではワイヤーは、機械(ウィンチ…っていいましたっけ?)で引き上げられておりました
 しかし、アクションの現場では(!)
 機械は補佐的に用いるだけで、全て手動…というか。
 体動…って奴だったのです…。 ^_^;

 『滑車』って、ご存知ですか?

 小学校の頃たしか算数の時間で、『動滑車』と『定滑車』の計算をした覚えがあります。
 定滑車の場合は、引く力が1であるのに対し。
 動滑車は、約2分の1の力で済むのだという計算の方法でした。
滑車.jpg【左が定滑車で、右が動滑車です】 ちなみにワイヤーアクションで使うのは、『定滑車』の方。
 時代劇でよく見掛ける、井戸のつるべを思い出して下さい。
 紐の両端に水を汲む桶がついていて、片方を引くともう片方が井戸の中へ入っていって、水を汲み上げるって寸法です。

 今回はわゆサンが見たワイヤーアクションは、まさに!
 ・・・水桶の片方が、タッキーこと滝沢さんで。
 もう一方は、ワイヤ ーアクションの操作をする専門家の方(・・・仮に、Aさんとしておきましょう)。
 Aさんが脚立の上か~ら、降りる~となーりゃ♪ 
 滝沢さん~が、飛び上がぁ~るぅ~・・・とな♪ (そりゃ、そりゃー…)

 それでAさんが地面に付いた処で、ロープを操作して滝沢さんを降ろしている訳です・・・。
 ここで大切なのは、カメラ位置。
 カメラが狙っている位置に降ろしてあげるのが、プロの腕の見せ処。
鞍馬.jpg【鞍馬寺から貴船までは、ハイキングコース。 本当にこんな、天狗が出そうな景色が、続きます】 …とは言え、飛び上がる役者も人間なら、ワイヤーを操っているのも人。
 ワイヤー側は(役者を安全に降ろすとか、方向を定めるとか、昇降のスピードを調整するとかの作業を)同時進行で行うために、 幾人ものチームワークで仕事に向かいます。
 ワイヤー1本で釣れば、飛び上がるだけになりますが★
 ちなみに2本釣りでは、映画『グリーンディスティニー』ばりの回転技も出来ます。

 ですがやっぱり、人間のやる事ですから。
 ワイヤーチームと役者との、ほんの少しの息の違いが例えば『降りる位置のズレ』に繋がったり。
 飛び方が何だか、ビミョー……になってしまったり。
 スタッフ全員で、祈るような気持ちで撮影は行われます。

 ワイヤーを釣る為の装備を『ハーネス』と言うそうですが、役者はそれを着物の下に着込みます。

 …そのせいなのかは判りませんが、水中撮影などで使うアクアラングを装着するのも、『ハーネス』というそうです。
ハーネス.jpg【これは、市販のハーネス。・・・参考になります?】 滝沢さんは、そんな事は仰いませんが。 ^_^;
 今回釣られた烏天狗の方は、『ハーネス』を着て釣られていると血流が止まる…と言っておりました
 降りてしまえば、再び血が流れ出すのだそうですが。
 滝沢さんに聞いてみますと、特に感想はないようでした・・・。
 烏天狗仲間は、「滝沢さんは(ワイヤーアクションに)慣れてる…」と感心してましたけど★

karasutengu_01.jpg【烏天狗の扮装。 お面を付けると、視界が効かず、やりづらいのだそう】 林先生は今回、中国拳法と日本の武道をミックスさせたような殺陣を、滝沢さんに振付けることにしたそうです。
 …というのは、やっぱり滝沢さんの振り覚えの良さを見込んでの事・・・なのです。

 日本の最古の流派と言われている『香取神道流』も、室町時代の武将である飯篠長威斉家直を流祖としているそうで。
 発祥は下総の国、つまり現在の千葉県で『香取神宮』のあるお土地柄です。
 ただおそらくは、その前にだって『流派』らしきものは、あった筈。
 ただ継承され続けなかっただけだ・・・というのが、林先生のお考えです。

 当時の武術を教えていたのは、帰化人。 …つまり、中国から来た人々の事ですが。
 それが長い年月の間に、日本チックに変って例えば、現代の空手などにも繋がる・・・のだそうですが、中国拳法(太極拳)を再び習い始めていた林先生に言わせると、日本の武術のルーツはやはり、中国にあるのだと確信したそうです。
太極拳.jpg【真ん中が、林先生。 2010年現在、殺陣の稽古にも太極拳や太極刀の稽古が取り入れられている】 そして、滝沢さんに振付けられた殺陣は。
 あんまり技が、中国チックでもおかしい…って事で。
 林流・中国と日本の武道ミックスバージョン・滝沢風…。 
 スタッフ一同、カッコいいと評判です。

 滝沢さんいわく、
「自分は振り覚えはけして、良い方ではない」・・・との、事だそうですが★
 一体どんな方と、何を比べて…仰っているんでしょうか???
 振り覚えが、本当に速くて助かる・・・と、ご機嫌の林先生は、今日も元気に立ち廻りを振付けていらっしゃいました。 (^_^)v
 今回の『はわゆの日々』は、これまで。

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