『殺陣のライセンス制』、いよいよ導入!~5月~
あったか~いGWが終って、急に寒くなってきた今日この頃です。
まいど、おひさ! はわゆです。 (^_^;)
…いやぁ、前回からは随分と時間が経ってしまいました。
気にはしていたのですけど、なかなか、思ったりやったりは出来ないものと悟った…今日この頃です。
でも、だ~れも催促もして来なかったしィ、1人で作ってるHPだしィ…で。
はわゆサン、ブログの方にも少し書きましたが、やれ生活習慣病だとか。
…春ってのは何だか、やっぱり色々とあるもんだ★
はわゆ家では、吹けば飛ぶ~ような広告代理店もやりながら実は、アパート経営もしているのです…が(!)
ご近所の畑が最近、みーんな(!)新築アパートと化してしまって、本当に困った生活苦を向かえてしまいそう・・・な昨今なんです。
最近の敷金・礼金騒ぎも入り混じって、いやぁ…暮らしていくのが段々と、辛くなって行くんですねぇ…。 (T_T)
不動産屋さんは、『仲介料無料!』と何処でも歌って我・善人!ってな感じなんですけど、その代わり、ゴミ捨てだとかのマナー教育はやって下さらないし、大家家業は実に苦しいっス。
マナー違反のゴミを、カラスや猫なんかが散らかしまくったりしても、大家ってのは泣くだけなのでしょぉか…。 (^_^;) (注;この後、石原都知事がカラス駆除に頑張ったせいか、カラスは少なくなりました)
【大きいのが十六弦(音的にアルトだとすれば、小さいのが普通の箏(13弦でソプラノ♪)】 さて、はわゆサンは今年から、お琴にも通い始めたのですが、お琴の先生も、老年者控除(2004年までは、50万円でした)が平成17年度からは無くなってしまうと、嘆かれております。
・・・するってぇと、昭和一ケタ母も同じ身の上なんだわ・・・。
春ってのはウキウキするものではなくって、生活苦を噛み締める季節なのでしょぉか・・・。 (T_T)
こんな話をしていても、生きているのが儚くなるだけで、全然っ、楽しくないぞぉぉぉおおっ!!
・・・てな訳で、気分を変えて参りましょう。(^_^)v
タイトルにも書きましたし、ブログの方でもご紹介をしましたが、とうとう(!)殺陣のライセンス制(日俳連のHPへジャンプ!)が、施行されました!
・・・林先生も、満足顔。
この制度は林先生が、ずっと、ずーっと願っていた事なのです・・・!
殺陣を、ライセンス制にしよう!
その事は、林先生の中ではごく当然の事だったのです。
何故って、この・・・はわゆHPでも何度もご紹介をしているのですが★
殺陣というのは、テクニックであり。
『殺し合い』というテンションの高い芝居の中で、いかに冷静に自分が与えられた役を演じるか。 そして怪我無く(ここが、肝心!)いかにリアルに、演出の求める芝居が出来るのか、という事。
お芝居の上手い俳優さんは、やっぱり殺陣もお上手です。 (^_^)v
そしてやっぱり、きちんと稽古をされています。
『テクニックを会得』するのには、勘とか順応力などもありますがやっぱり、ある程度の時間は掛かるものなんです。
料理だって、しなれてる人と、やってないな…という人は、手付きをみただけですぐ判るでしょう? (^_-)-☆
『殺陣』だって、そうなんです。
それを『ライセンス』という形にすれば、お芝居を構成する上でどんなに、やり易い事でしょう・・・。
林先生や、殺陣師さん達にはやっぱりそういう希望が多いのですが、実は『殺陣のライセンス制』は、ある事件を切っ掛けとして。
それも、長い年月を経て施行される事となったのです。
・・・その、ある事件・・・・・・。
皆さんも、記憶の中にうっすらと残っている方も居るのではないでしょうか。
中村玉緒さんの旦那さんであり、殺陣の上手な役者としても有名な…勝新太郎氏。
『座頭市』という映画の撮影中に、斬られ役の俳優さんが真剣で刺殺されてしまった・・・という、あの事件なのでございます・・・・・・。
このHPのリンクページにも載っておりますが、『日本俳優連合内HP』でも紹介をされています。 ですが、はわゆHPでも林先生に了解を得て、ご紹介をしたいと思います。
件(くだん)の事件については、当時林先生が書かれた資料によりますと、その俳優さんが刺された場所は、首だったのだそう。
【宿場町だから、もっとすさんだ感じだったと思いますが、参考に。 これは、ワープステーション江戸の風景】 『はわゆHP』でも、幾つかご紹介をしておりますが、撮影中の事故というのは、それまでにも例えば失明をした・・・とか。
骨折をした等の怪我は、それまでにもありました★(職業俳優の方に送る、殺陣の重要知識参照)
でも、こんな事件(!)は、芸能史上 初めて の事だったのです。
・・・って、そりゃそうだ。
こんな事、そうそうあったら俳優に、命が幾つあったって足りないぞっ。 (ー_ー)!!
当時林先生は、あらゆるメディアにコメントを求められたのだそうですが。
林先生は、その場には居なかったので、撮影に参加をしていたという仲間に話を聞いてみた所。
・・・この日の撮影は、宿場町(時代劇ですから・・・)のヤクザ達が、主役の座頭市を取り逃がしてしまって探し回っているというシーンだったそうです。
【ヤクザたちって、よくこんな場所でも追いかけっこをしていますよね★
こちらも、ワープステーション江戸】 取り逃がした位ですから、お芝居上。 ヤクザ達は、血の気が上がって文字通り、血眼って感じで座頭市を追っています。
「早く探せ!」
兄貴株のヤクザ役の俳優が、その時『真剣を持って』いました。
その俳優の周囲でやはり、こちらは小道具用の刀を持っていた役者達が、鵜の目鷹の目で、座頭市を探しています。
「・・・早く、早く探すんだ・・・っ!!」
・・・・・・その時。
兄貴株のヤクザ役の俳優は、刀を振り上げたのだ…そうな。
運が悪いと言えばそれまでですが、その時、ある俳優がその傍を通り過ぎようとします。
その俳優の首に、刀が刺さってしまったんだ・・・らしい。 (ToT)
撮影現場で、実際に真剣を使うような事が現在でも、あるのでしょうか。
答えは、YESです。
・・・こういった事は、情報として結構流れているらしく、とあるブログでも、『林邦史朗が真剣を使って、吹き替えで演じていた』などの記事がヒットしたりします。
勿論、普通の撮影では劇用の模擬刀(小道具用の刀とか、鉄身とか)を平常使います。
ですが、構えた時のアップとか、刀の手入れのシーンを撮る時以外は、真剣を使用する事はありません。
【これは、まだ幼少の頃の遮那王義経。 DVDで販売されているみたいですね】
例えば、義経がただ1人元服をする為に髪を斬るシーンが、ありました。
あの刀は林先生所有の物で、演出から求められて初めて、林先生はNHKまで刀を持参して撮影が行なわれたのです。
番組でも、真剣で斬るシーンがあれば、その時代に見合った刀を、林先生が用意するのです。
NHK側では、真剣を用意する事はありません。
・・・やっぱり、刀は高価ですし。
幾振りも、撮影(それも滅多に使わない)だけに用意するのは、コストが掛かり過ぎるからではないでしょうか???
そして、件(くだん)の事件の折には、監督の言う事には、『臨場感が出るように』…との事で真剣を使用、・・・との事ですが。
結局、真意は判らないとかで、責任の所在はうやむやで示談。
・・・亡くなった俳優さん、本当に、お気の毒なことでした・・・・・・。
そして、この事を切っ掛けとして殺陣師が集い、日本俳優連合に於いて『殺陣対策委員会』が設けられました。
【やらねばっ!!】 殺陣やアクションについて協議をして、俳優さんたちが安心して仕事ができるように。
安全対策を主体にして、製作会社やプロダクションなどに。
そして勿論、俳優さん達にも理解をしてもらえるようにと、活動が開始されました。
1989(平成元)年の、10月の事でした。
「いま結束して行動しなければ、殺陣を受け継ぐものは1人もいなくなる」
設立当時のスタッフは、委員長には我らが林邦史朗氏。
副委員長には、菊地竜志氏(菊地剣友会)、國井正廣氏(オフィス國井と悪童児)、高瀬将嗣氏(高瀬道場)の3方。
委員としては、足立伶二郎氏(日本剣優会)ら殺陣師ばかり21人という顔ぶれでした。
立ち回りに於ける怪我は、人災です。
無理をするか、技量不足か不注意。
そして、無知(そのような事をしては危ないという事を知らない)から起きてしまうのです。
そうして結束した訳ですが、当時すぐには、『殺陣』はライセンス制になりませんでした。
ですが、その後もアクション部会では様々な意見が交わされ、とうとう2004年になって施行される事になったのです。
ライセンスを持たない俳優さんは、殺陣のある芝居(というか、役)には採用されません。
ライセンスは、『初級』・『中級』・『上級』と分かれるそうです。
そして、それを交付出来るのが『日俳連に加入・アクション部会に参加している殺陣師』さんのみ。
【殺陣の基本はまず、この1本から! 好評発売中!】 初・中級は各殺陣師さんが各自で交付出来るシステムなですが、上級だけは。
・・・部会合同審査で合格をしないと、ライセンスは許されないのだそうです。 (^_^;)
ちなみにライセンスは、時代劇・現代劇の区別無く交付されるものだそうで、いずれかのみの交付は認められません。
若駒アクションクラブで紹介している『初段の内容』がありますが、その規定が出来て初めて、アクション部会で言う所の『初級』に当たります。
そして、若駒アクションクラブでは審査費用は、一切 掛かりません。
審査日というものも特に決められている訳ではないので、自分が『もうOKだな』と思った所で、自由に林先生に申請して審査を受ける事が出来ます。
どうぞ、当アクションクラブで資格を取得して、時代劇やアクションシーンへの参加切符を会得して下さい。
・・・もちろん、はわゆサンも、『殺陣代理講師』を務める者ですから、『殺陣上級』を目指して頑張りますよ。 (^_-)-☆
・・・でも、あれですねぇ・・・。
先日、ちょっとだけ『一の谷の合戦』シーンを見ていたんですけれが。
・・・それは確かに、エキストラの方も幾らか混じっていたかららしい・・・のですが★
【和弓の引き方。 手元が判るよう、少し緩めてもらっています】 頼むから、・・・ちょっとでいいから、和弓の射ち方くらい、知っておいて欲しい・・・。 (^_^;)
撮影現場にいらした方の、あのっ、弓の構えもさる事ながら、真面目に、弓の上下も判らない方も結構…。 (T_T)
そしてあのっ、あのっ・・・その、引き方・・・。
・・・お願いだから、弦(つる)は和弓の場合は『右親指だけ』で引くんです・・・。 (^_^;)
なんかみんな、弓が引けなくって、撮影現場まで来て、林先生に教えてもらっている人多し(!)
そんな事やってたら、このHPで言えば昭和一ケタ母(第二次世界大戦中に、稽古経験多し!)とか、武道楽者さん(合気道・弓道・古武道でもなんでもござれ、ついでに消防団にも入っているという…ホントに、武道楽な方…★)とか。
全国の弓道部とか、弓道連盟から、アタタの拳(はわゆ注;北斗の拳)が飛ぶぞっ…!!
ついでに、その薙刀の使い方っ!!
どうにかしてっ!!
あぁ、柄を握ったままボーっと突っ立っているんじゃないっ。
ここは、戦場なんだぁぁああっ…!! (-_-メ)
薙刀だって、会津地方とか、連盟とかっ。
腕におぼえありの方がまだまだ日本には、たーくさんいらっしゃるんだよぉぉぉおおおっ!!
【これが、正しい姿勢です】
…そしてっ(!)
さまざまな事を書き連ねましたが、来年の大河ドラマは『山之内一豊の妻』(仲間由紀恵主演)なんです。
またまた合戦シーンが多いし、弓が射れないようでは困ります。
本番で弓をつがえて、射った途端にポロリと落ちる・・・。 (T_T)
・・・そんなっ、そんな事ではいけませ~んっっ・・・!!
・・・ここまで読んで、
「俺が射ってやるぜっ!!」
と言ってくる方、多いのではないでしょうか・・・。 (^_^;)
お芝居の出来る方で、そのような志の方は、『オフィス・リバティ』までお問い合わを!
それでは、また。 (^_-)