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Q では殺陣の初段とは、どういうものですか?
A 林邦史朗が中心となって定められた、殺陣道場総本部での初段の規定を紹介します。
そこでは、『時代劇・現代劇を問わず、現場で必要とされる最低限の内容』と書かれています。
「日本俳優連合」と呼ばれる団体には、公認の殺陣師と呼ばれる人達がいます。
ライセンスは、この方々が与える決まりになっています。
それぞれが、テレビや映画。商業演劇(例えば●●劇場○○ショー夢の競演のような舞台)でも、Vシネマなどでも、活躍されている方々です。
ところで、公認ではない殺陣師さん、というのも。
実は、いらっしゃいます。
殺陣師(「たてし」。時代劇での、アクションの振付などをする専門家)に擬斗師(「ぎとうし」。現代アクションでの、振付師。刑事ドラマやヤクザ映画な
どが一般的)。
実は資格とか、基準というものがありません。
例えば。
演じて下さる方のOKがあれば、誰でも殺陣師になって、殺陣を振付ける事が出来ます。
ところで、ここが問題なのですが。
自称、殺陣師さんの中には。
刀はおろか、武道の心得もない方もいると聞きます。
その人が上に立つ現場に、もしも自分が居合わせてしまったら。
…やっぱり、一番困るのは『自分』ではないでしょうか。
ライセンス制に、話は戻りますが。
映像、舞台と、現場によっても、そして上に立つ人によっても。
本当に必要最低限という意味は、違ってはくるのですが。
『日本俳優連合』には、公認の殺陣師や擬斗師の集う『アクション部会』があります。
そこで皆さんが、話し合われて、それぞれに。
最低限でまず、この程度の事が出来なければ、ライセンスは出せない…という事だそうです。
殺陣道場総本部での、初段の内容は、以下の通りです。
【現代劇】
まずはアクションの基本です。
手刀や、肘の使い方。蹴り方等。
安全で、相手に怪我させる事なく、効果的にみせるテクニックを習います。
また、現場で求められる確率が高いという事で、空手も少し入っています。
【時代劇】
まずは大事な、礼儀作法・礼法を習います。
そして、刀法の組み手(一人対一人で、相手の攻撃に対して受けて斬るという一般的な練習方法)。
また、合戦のシーンなどでは、たとえば相手に、投げられる事もあるでしょう。
足を引っ掛けられて、転ばされる事もあるでしょう。
体が練れていなければ、貴方は思わぬ怪我をするかも知れません。
そこで。
一番簡単な、受身の方法も教わります。
また、今度は人を投げる側になった時。体術を知っていた方が、得です。
合気道(篭手返しや肘当て等)の技も、幾つか取り入れています。
また、あらゆる殺陣に対応できるよう、武道的な足捌きも習います。
そして現代劇でも、時代劇でも。
覚えておくと、大変に役に立つ『体捌きABC』を習得します。
これを覚えておくと、後で殺陣やアクションの振り付けを覚える時に、非常にラクになります。
以上、簡単に初段の内容でした。
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◆殺陣の重要知識 1・殺陣のライセンス |
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